Javaでは、プログラムを「クラス(.class)」という単位で作成します。
プログラムを書くにあたり、まずクラスを構成する要素、プログラムの書き方など基本的なルールを確認しましょう。
ここでは、第1章で作成したプログラムを例に見ていきましょう。
[MyClass.java]
package JSample public class MyClass { public static void main(String[] args) { System.out.println("Hello World"); } }
Java言語ではデータの種類を厳密に区分して使用します。それはデータ処理を行うコンピュータにとって重要な概念であるためです。
Java言語では、データの種類のことを[データ型]といいます。
「1」や「10」は数値データ、「あ」や「A」は文字データ、「こんにちは」や「Hello」は文字列データというように、データ型にはいくつかの種類があります。
下でご説明しますが、変数を宣言するときにはデータ型を指定する必要があります。
データ型について次の表のようになります。
値の範囲については覚える必要はありませんが、それぞれのデータ型でどのようなデータを扱えるのか理解をするようにしましょう。
種別 | 型 | 説明 | 値の範囲 |
---|---|---|---|
整数型 | byte | 整数(1バイト) | -128~127 |
short | 整数(2バイト) | -32768~32767 | |
int | 整数(4バイト) | -2147483648~2147483647 | |
long | 整数(8バイト) | -9223372036854775808~ 9223372036854775807 |
|
浮動小数点型 | float | 小数点のある数字 (4)バイト |
1.4×10の-45乗 3.4028235×10の38乗 |
double | 小数点のある数字 (8バイト) |
4.9e-324(最小) 1.7976931348623157e308(最大) |
|
論理型 | boolean | 真、偽を表す | trueまたはfalse |
文字型 | char | 文字(2バイト) | 1文字 |
文字列型 | String | 文字列 | 扱えるデータの長さは整数型と同じ (約21億) |
プログラムでは変数を使って処理を書きます。そのため変数の基本的な使い方を理解することが重要となります。
ここでいう[変数]とは値を格納するためのようなもので、数字で「x」や「y」を変数と言って使ったのとほぼ同じモノです。
2-2-1.変数の宣言
変数を行うためには、使う変数の「型」と[名前]を宣言します。
• 宣言の方法は以下のようになります。
データ型 変数名;
→末尾にはセミコロンが必須。
例:
String myName;この宣言は「int型」の値を格納できる「myName」という名前の箱を準備したということを表します。
String myName; myName = "yamada";
String myName = "yamada";
package JSample; public class JSample2_1{ public static void main(String[] args){ int a; int b; a = 10; b = 20; int result = a + b; System out print("結果は、" + result); } }
package JSample; public class JSample2-2{ public static void main(String[]args){ int one = 1; int two = 2; } System out println("one:"+ one); System out println("two" ; two); }
問題[JEx2_1.Java]
1-1.構文の例の変数を定義、表示してください。
package JSample; public class JEx2_1{ public static void main(String[]args){ //**例** int myNum = 123; //System,out,println("変数myNumは" + myNum + "です"); } }実行結果